あの星空に、お願い。


私は走りながらも

サッカー部から視線は外せなくて



なぜかまひろくんの姿を見るのに
夢中になっていた。



「はいじゃあ3分休憩~!
給水摂ったらすぐ始めます!」


部長の言葉に
はっ、として私は足を止める。



「ひゃ~!疲れた!
ひな水飲みにいこう!」


『あ!うん。』


みなみの後に続き
私達は冷水機まで走った。