『ほんとに!? よかった~頑張ろうね。』 どの部活に入ろうか迷っている 二人に一緒に陸上部へ入らないかと わたしが声をかけたのだった。 みなみとも合流し 四人で部活動の話に花を咲かせながら 部室へと向かった。 陸上部の部室は体育館の裏、 どの部活動の中でも 一番狭い部屋だった。 少ないロッカーの中で 基本的に一年生はロッカーの使用を 禁止されていて 私たちは、荷物や制服を 先輩の邪魔にならないよう端に寄せる。