教室へ戻ると、皆一気に 緊張がほどけたのか積極的に 近くの子へ話し掛けていた。 周りには顔見知りの人も何人か居たが ほとんど知らない顔ばかりだった。 私はただ一人、廊下側の一番前の 自分の席に座り何も出来ないままだった。 こんな時、自分の人見知りな性格に 嫌気が差す。 私は周りを見渡しため息をついた。 その時、バタバタと遠くから 廊下を走る慌ただしい音が聞こえてきた。 その足音は私の元で止まり、 私の頭上へと大きい声を落とした。 「ひな~!!」