君が嘘をついた理由。



「…だけど」


トーンが変わった理香。私も飲んでいたストローから口を離す。



「バレた時は、あんたも早川も大変なことになるからね」



知らなかったでは済まされるなんて思わない。


絶対に、バレるわけにはいかないのだ。


私は。陽太にも、学校にも。