君が嘘をついた理由。



できるだけその場所になじめるように、

ワンピースで行ったけれど…。

高校生はお断り。

会った瞬間

年齢を聞かれそれで終わった。

嘘をついても履歴書でどうせばれてしまう。

何件か回ってみたけれど


どこも同じような言葉で帰され、


どうしようかと思っていたところに酔っ払い。


結果的に得たものは腕の擦り傷で、疲れて帰ろうとすれば今度はありえない話をしてくる男だ。


……ちょっとおかしいとは思うけれど、

ご飯も用意してくれるらしいし


世話もきちんとしてくれると言った。


それなら素直にお世話してもらえば、しばらくは生活、楽だ。今日のように陽太が仕事に行っている間にのんびりとバイトを先を探せばいい。