君が嘘をついた理由。



朝がきて、夜がまた来る。

眠る、食べる、という行為が薄れた私は、


ただぼーっとしているだけで。

そのうち

朝も夜も関係なくなった。

頭だけは時々先のことを考える。

高校を続けながら働いて、給料がいいところ。


そしてたまに見回りをしている教師たちにバレないところ…


補導されるギリギリの時間帯くらいに先生達は巡回する。


夜中まではしない。


先生達も次の日学校があるから。

と、何度か見つかって

注意を受けたことがだる友達に聞いたことがある。

それを踏まえて考えれば深夜の繁華街の店の裏方しか思いつかなかった。


けど、場所が場所だ。繁華街なんて、今まで無縁といってもいい場所。