君が嘘をついた理由。


「にゃー」

「あ!」

部屋に入ったとたん、目に付いたもの。

私に気付いたらしい向こうも、

警戒することなく近寄ってくる。

「久しぶり~」


しゃがんでわしゃわしゃと撫でれば

気持ちよさそうにしながらすり寄ってきてくれた。

「飼うことにしたんだ・・・」


「誰かさんが置いて行くからね」