「佐田先生が知ってるってことは、あいつにもバレた・・・可能性があるってことよね」


それは、今私が一番恐れていることで。


あぁ。やっぱり。


こんな合宿に参加するんじゃなかった。・・・そう後悔しても、もう遅い。


「佐田先生みたいな社会人の大人からしたら、私たちなんてガキじゃん。そういう意味で子猫って言ったのかもしれないし、気にしなさんな」



理香の慰めてくれるその言葉で、長い間話していた会話は途切れた。