「ちょ!何やってんの!」 眩しい光が一気に照りつけてきて、 目を細めながら 開けられたカーテンを間髪入れずに占める。 咄嗟に、窓を覆うことに必死で。 勢いよく動かした手は窓際の理香の頭に当たり、 理香は小さく声を上げて当たった部分を抑えた。 「ごめん!」 私の当たった腕も痛い。 「大丈夫だって。そんなに神経質にならなくても」 さすりながら、理香は不満げに言う。