「…あのー…」

ただ固まって、黙っているので、急に不安になって、声をかければ、はっと私を見る陽太。


びっくりしていた顔から、いつもの笑顔になって・・・



「すごい・・・すごいです」


口に片手を当てて、料理と私を交互に見る。


「すごいですよ!美味しそう・・・いやきっと美味しいんだろうけど!食べていいですか?」


「うん。ちょうどさっきできたばかりだから温めなおさなくても大丈夫だと思うけど・・・」

「大丈夫です、ありがとう!」


手洗ってきます!と荷物を置いて半分小走りで洗面所に向かう陽太。

その間に


さっと御飯をついで、置く。


「いただきます!」