ガタン

ガタン

電車に乗ってあたしはある場所に向かう。

「ふぅ…赤ちゃんがお腹にいるって大変」

大きくなりつつあるお腹。

あたしの大切な赤ちゃん。

「総合病院前~♪」

アナウンスがかかる。

「おりなきゃー」

重いお腹を抱えながらゆっくり電車から降りる。

ドンッ

「あ、ごめんね?」

小さな男の子とぶつかった。