「そろそろ帰るか」

「そうだねー」

もうあいつもいないだろうし。

あたしは立ち上がる。

「何?どうかし…」

あたしはキスをした。

木下 駿は口をパクパクさせてる。

「今のはなかったことにしてね。そうじゃないと呪うよ。バイバイ」

あたしは木下 駿を残してファミレスを出た。

今のがファーストキス。

あれはキスじゃない。

これはただのかけ。

消毒って言ってもいいのかもしれない。

でも、

木下 駿でよかったと思う。