するとアイツは、意味ありげに笑ってきた。

〈何見てんだよ、オレのこと好きじゃないんじゃなかったのか?〉

口パクで神宮はそう言ってきた。


別に、好きじゃないとまでは言ってないでしょ!

〈やっぱりオレが好きだとか?〉


〈おーい〉


〈何か言えよバーカ〉


ブチィッッ!


あたしの中で何かが切れる音がした。

「言わせておけば好き勝手言いやがって!!誰がテメエなんか好きになるかよ!この女装変態ドチビ野郎がッ!」