バコ! 誰かに頭を叩かれた。 目を擦りながら前を向く。 そこには神宮がいた。 「……何すんの」 気持ち良く寝てたのに。 あたしの睡眠の邪魔をするなんて、 なんて奴だ。 「起こしてあげたんだよ、天野くんスゴい寝てたから」 「あっそ。起こしてくれなくて良かったのに」 大きな欠伸をしながら、あたしはまた寝る体勢をとる。 「ダメ!もうお昼なんだよ?」 「いーじゃん、別に。誰も困んないし」 てゆーか寝かせろよ。