あたしはため息をつき、窓の外を眺める。

……この文化祭が終わったら、あたしももう先輩になるのか…。
いやー、時間が立つのは早いねぇ。

そう言えば…あたしと蓮って、なんかゲームしてなかったっけ。

なんのゲームだったかなぁ?


むむ……



あたしは頭を捻りながら考える。


えーっとぉ、確か……


「天野ー」

誰かに名前を呼ばれる。


うるさい。あたしは今考え事してんの。
話があるなら後にして。


あたしは考え事に集中するため、無視をすることにした。

「天野ー?」

「……」

んーと、蓮があたしが好きだとか言って……


「あーまーのー?」

「……」