「…………五十嵐は、なんで俺が女だってしってんだ?」
一応、ここは廊下なので男言葉で話す。
聞かれたら大変だからね。
「僕と桃が幼なじみだからだよ」
「嘘つくな。俺にお前みたいな幼なじみはいない」
「嘘じゃないし。ほら、いたでしょ昔遊んだことあるでしょ。あっくんだよ」
「嘘!ぜぇったいにち・が・う!あっくんはこんなじゃなかった。もっと、女の子みたいに可愛くて、あたしより……じゃなくて!俺より小さかったし!」
確かに、あたしには幼なじみがいた。
あっくんって言う、天使みたいに可愛い男の子の幼なじみが。
だけど、あたしの目の前にいる五十嵐くんは、全然あっくんに似てない。
面影なんかひとっつもない。
第一身長高すぎるし。
しかも顔は可愛いって言うよりも、キレイって言うほうがしっくりする。
それに、あっくんは、『僕』じゃなくて自分のこと『あっくん』て呼んでたし。
絶対に別人だよ。
五十嵐くんも、あたしと同じ名前をした子と間違えてるんじゃないの?
一応、ここは廊下なので男言葉で話す。
聞かれたら大変だからね。
「僕と桃が幼なじみだからだよ」
「嘘つくな。俺にお前みたいな幼なじみはいない」
「嘘じゃないし。ほら、いたでしょ昔遊んだことあるでしょ。あっくんだよ」
「嘘!ぜぇったいにち・が・う!あっくんはこんなじゃなかった。もっと、女の子みたいに可愛くて、あたしより……じゃなくて!俺より小さかったし!」
確かに、あたしには幼なじみがいた。
あっくんって言う、天使みたいに可愛い男の子の幼なじみが。
だけど、あたしの目の前にいる五十嵐くんは、全然あっくんに似てない。
面影なんかひとっつもない。
第一身長高すぎるし。
しかも顔は可愛いって言うよりも、キレイって言うほうがしっくりする。
それに、あっくんは、『僕』じゃなくて自分のこと『あっくん』て呼んでたし。
絶対に別人だよ。
五十嵐くんも、あたしと同じ名前をした子と間違えてるんじゃないの?


