旅人の詩






「はい、もうちょっと口を開けてねぇー」





「あがぁ」





声にならないおかしな音が喉から出たが、男に顎をしかと押さえつけられていて、身動きもとれない状態だった。




「うーんー……はいはいはい、あぁなるほど」





男は一人納得したように相づちをうち続け、さらにサラリスの奥歯を覗き続けていた。





「あがぁ」