「うーん、まだよく分からないんだが……。それなら、この国の国民ってのはどこにいるんだ?」 「大体は国の真ん中にいるが、国中にちらほらいることもある。わしらの本来の仕事と言うのは、その世話をして生きて行く事なのさ」 老人はそう言うと、にこやかな顔をひっこめた。 「お兄ちゃん、この国に来てどれくらいかな?」 「えっと、一週間く……へっくしっ!……失礼、一週間くらいかな」 「そうかそうか、そりゃよかった。ほっほっほっ。」 「?」