目の前には生まれて間もない孫




噂には聞いていたが




孫は無条件にかわいい




我が子とは違い




ある意味責任がない孫の成長は




ただただかわいくて甘やかせる




そんなことを考えていると




『ぎゃー』と大地が泣きはじめる




隆哉と咲さんはわざと……




いや




私のために大地と二人にして




医局へ挨拶へ行っている




正直まだ隆哉とは気まずいが





こうして顔を見せてくれるだけでありがたい