「咲」



隆哉の声に瞳を開けると




隆哉は優しく微笑んだ




「見つけた」








そらを失ってから私は仕事にうちこんで



隆哉と顔を合わせることが減った




隆哉はきっと私を心配して




毎日何度も電話やメールをくれる




自分もまだ心が痛くて仕方ないのに




寂しくて仕方ないのに




私を心配して、、、