わたしの髪は綺麗に梳かされて小さなお花が飾られ
どう見てもお姫様だ。


「次はミリアの番よ!」


「わたしはメイドだしいいのよ!」


そう駄々をこねるミリアを半強制的に椅子に座らせわたしはミリアの髪を梳かす。



「とても綺麗な髪ね、実はミリアにぴったりの髪飾りを用意してあるの!」


そういってシルバーの貝がたくさんついた髪飾りを見せると



「こんな高価なものわたしには…」



申し訳なさそうに言う。


「ミリアのために用意したのよ?それに…」



そういってミリアの耳の上辺りにつけてもうひとつ髪飾りを見せた。



ミリアと色違いでピンクの髪飾り




「わたしはミリアと色違いなの。友達の証よ?
それに今更貰えないって言っても遅いわよ。すごく似合ってるもん。」