幼なじみと、最後の恋を


そう、いつもと同じなんだ。


私が泣き虫なのも、


よーくんが私を嫌いなのも、


私がよーくんのこと大好きということも…


でも、でもね…?


「う、ヒック…うぅ……ヒック…」


いつのまにか、ガマンしていた涙が


頬を流れた。


大丈夫、家まであと少しだし


今日は親も遅くなる。


あと、少しだから……