翌日、僕は部活に出た。先輩からは白い目で見られたけど、「もう一度、基礎から教えてください」と言って頭を下げた。


「部活、続けることにした」


「ホント!?良かった」


まるで自分のことのように喜ぶ彼女。
それが妙に嬉しくてたまらなかった。




それ以来、千歳と窓を通して会話をするのが習慣となったのだ。