「先ぱ……」



「遥斗。」



「え。遥斗……」



「そう。先輩はもうやめよう。」



先輩は……いや、遥斗は私の頭を撫でながらそう言った。



「はいっ。」




私たちはもう一度、キスをした。





凄く心地いいキス。




背中にある壁が凄く冷たくて、

でも、前に居る遥斗はあったかくて……