「なぁ。」




少し入り組んだ、廊下の隅で先輩は立ち止まった。




「は、はい?」


「今日は応援してくれてありがとな。」


「いえ!当たり前です!先輩たちにとって最後の試合ですから!!」



私がそう言った時にはもう先輩に壁に押し付けられてた。



か、壁……



これ以上、下がれない……