突然止まる先輩の背中に鼻が激突した。 鼻を押さえながら先輩の後ろ姿を見上げた。 「なあ、澪。」 「はい……?なんでしょう……?」 鼻が痛くて少し涙目になりながら答えた。 「今日、俺らが勝ったら……」 あ、昨日言ってた言葉…… 「俺らが勝ったら……話したいことがある。」 「え?」 「勝てるように応援しててほしい……」