あぁ。もうダメ二人きりなんて
ありえないよ。
やだよ。
「あかりー?」
ハルと二人きりなんて。
・・・。
「あかり?」
うわっ!沙希?
「ど、どうしたの?」
びっくり・・・。
「さっきの件なんだけど、今日遊べる事になった」
えっ?遊べる?
今?遅いよ・・・。
「遅~い!!!!」
「どうしたの?」
「沙希が遅いからハルと二人きりで遊ぶ事になったじゃん」
沙希のせいじゃないのないけど・・・。
でも、なんで遊べるの?デートのはずじゃ?
「いいじゃんハル面白いし」
「よくない!どーすんの二人きりのところ直人に見られたら」
でも、付き合ってるわけでもないし大丈夫かな?
いや!「あいつ彼氏居たんだ」なんて思われる!
「あぁそれは大変だね。笑」
「でしょ?って馬鹿にしないでよね」
んぅもう!
「馬鹿にしてないよぉ」
「ていうか、あかり今日日直でしょ?」
あっそうだった・・・。
なんて今日ついてないの??
「教室の机の上にみんなの提出ノートおいてあったよ?」
「あぁ。もっていかなきゃ!」
「置きにいってくるね?」
もう大変!
「ハルと楽しんでおいでよ?」
「はいは~い!」
日直のこと忘れてたよ・・・。
ノートあったあった。
4階まで持ってくの大変だよ。
「よいしょっ」
階段めんどくさいなぁ。
1段飛ばしでいこう。
ほっ。
おっ?結構私はやくない?
ほっほっ。
ズルッ
うわっ・・・。
・・・。
「うっ・・・。」
私誰かに抱かれてる?
パッ
えっ?なおと?
「あっごめん!下ろしていいよ?」
まって・・・。死にそう
私直人にお姫様抱っこされた。
「でも、階段から落ちたし。危ねぇよ」
うわ、優しい。
「でも、重いし・・・。」
恥ずかしいよ。
「気にすんなって怪我されたほうが困るしよ」
優しすぎるでしょ。
ルール違反その優しさ。
「そういえばさっきハルがノート代わりに運んでたぜ」
ハルが?
「俺が保健室までって」
「ありがとう。」
「ハルにもあとで、礼言えよ?」
ハルがノートを・・・。
「う、うん」
それより夢みたい。
直人が助けてくれるなんて。
「ついたぞ保健室」
「ありがとう」
やばい。夢みてたみたい。
「ありがとね直人くん」
「あかりさん大丈夫?階段から落ちたみたいだけど」
「あっ大丈夫です。」
もう、直人が運んでくれたので・・・。
えへへ///