「あかり?また見てんの?」
沙希の声だ・・・。
「あかりー?聞こえてんの?」
「あっうん!」
見とれてた・・・。
「まったく、見すぎだよ」
いや、ついつい・・・。
「そんなに見てるなら告白しちゃえば?」
「いや!無理それだけは絶対無理!」
無理に決まってるそんな勇気私にあるわけ。
「そんなむきにならなくても・・・。」
「ごめん、ついつい。」
もう好きになってから一ヶ月かぁ早いなぁ。
「あかりさ、いつも見てるよね?なおとの事」
「声がでかいよ・・・。」
「あっごめんごめん」
沙希はいいよねぁ恋人がいて。
私の名前は島崎あかり。
それで今話してたのは、私の親友の水野沙希。
沙希には恋人がいる。
隣のクラスの三浦ヒロトって人。顔は結構イケメン。
ちなみに私の好きな人は、私と同じクラスの神崎直人。
スポーツ万能で顔もいい!
こんな噂をしてると・・・。
「よぉあかり」
 ってハルかよ・・・笑
この人は私と同じクラスのまぁまぁ仲のいい男子。
宮澤ハル。
「どうしたの?ハル」
「いやぁ今日暇だから遊べっかなって」
でたよ・・・。
「沙希も一緒でいいかな?」
「おう。沙希がいいって言うならいいぜ?」
二人きりなんてありえないもん!
絶対やだよ。笑
「ちょっと待ってて?沙希に聞いてくる」
沙希遊べるかな?
遊べなかったらどうしよう。
まぁ遊べるっしょ!
「沙希~?」
「あかりどうしたの?」
いたいた。
「今日さ、ハルと三人で遊ばない?」
「えっ?今日?」
「うん、今日」
もしかして、
何かあるのかな?
「ごめん!今日ヒロトとデートなんだぁ」
うわぁ。リア充だな・・・。
「そっか。わかったよ~楽しんできてね~?」
デートかしょうがないなぁ
いいなぁ私もデートしたぁぁい!
まずは、ハルに報告かな?
「ハルー!」
「おっ!どうだった?」
まさか、ハルにデートでしたなんて
言えないしなぁ。
「今日は家の用事があるみたいなんだ」
「そっか」
「だから、今日はごめん」
二人きりだけは勘弁。
カップルとか思われたら・・・。
「あのさ、あかり。」
「ん?」
「二人ってのはどうかな?」
は??え?
まじで?
「ダメかな?」
まって私断れないタイプなの・・・。
でも、うーん。どうしようかな?
「う、うん。いいよ・・・?」
あぁ。言っちゃったよ。
私たら何言ってんの?
馬鹿。
今は直人にもうアピール中なのにぃ。
「マジでいいの?」
「うん。」
「なら、2時に迎えにいくな?」
私、馬鹿だ・・・。