キライキライも好きのうち

「安心して 司は私にぞっこんだから。」



え?




「やっぱり そうだったんですか?お似合いだと思ってたんです。」



あ!視線に気づき 口を閉じる




「じゃー 触らないで下さい。」




翔は私を引っ張って 自分の胸に押し付けた
・・・・・



嫌な匂いがする・・




「離して!イヤ!」



「え?」


翔の悲しそうな顔
でも




「辻さんの匂いがする!」


 


椿先輩とキャプテンは大笑いした
張り詰めていた糸が緩んだ気がした