キライキライも好きのうち

「わかった。アンタ意外と喋る!」




言って後悔
じりじり寄って来る男



自然と後ずさりするけど 背中に冷たい物が当たった
もう逃げられない



ニヤリと笑う男と怯える私
まるで オオカミと羊



ぎゅっと目を瞑った





・・・・・・










うそ?




柔らかい物が唇に触れた
一瞬



キス



目を開くと 目の前にはアイツの顔
前髪で見えない