キミの翼が羽ばたく時。

「えっと…じゃあお菓子とかもってくるわ。」
「お兄ちゃん!」
お兄ちゃんが部屋のドアをあけようとした時私はお兄ちゃんを呼び止めて一緒に座らせた。
「あのね、お兄ちゃんは一応山下通ってるんだ。」
「へ~やっぱ頭いいんだ!」
晃と真子が声を合わせて言う。
「で…受験勉強つきあってくれないかな~って思って。」
「…俺が?」
お兄ちゃんが自分を指さして言う。
「ダメ?」
私がシュンとして言う。
「もちろんいいって! 雫とイチャイチャの学校生活のためなら1肌でも2肌だってぬぎますとも!!」
お兄ちゃんが渡しの手を握って言う。