だけど…
私はそうお兄ちゃんに言えない。

だって

本当は心のどこかで
他人として生まれてそしてお兄ちゃんに会いたかった。

そう思ってるから。


「翼…」

私はお兄ちゃんに聞こえないくらい、小さい声でそう呟いた。

大好き。


かなわなくても

ずっとずっと好きだよ。