ふと、窓の外を見ると 「……好きなんです」 「えっと、」 美咲と、知らない男。 多分、後輩。 この雰囲気、告白だろう。 美咲は渡さねぇよ。 「おい、美咲。 腹減ったんだけど?」 「え、佐倉くん!?」 「早く教室帰るぞ」 「で、でも…」 チラッと後輩の男の ほうを見る美咲。 イラッ 「え、佐倉くんっ」 俺は、美咲の腕を引いて教室へ戻った。