極上男子〜王子たちの恋愛事情〜



「ごめんね、行こ?」

「うん!」

2人で裏庭に向かった。

――――――――
――――――
――――


「あの、さ。いきなりだけど、茉莉ちゃんのことが好き。」

「え…」

でも、冴島とあまり接点が無いから
信じられない。



「だからさ、チョコ欲しくて」

「でも、チョコならいっぱい貰ったでしょ?」

「好きな子からじゃないと意味ないし…」




困ったな、
チョコは啓汰のぶんしか作ってなかったや。


「ごめん。チョコ、啓汰のぶんしか作ってないんだ」

「冴島の…?それ渡したの?」

「ううん。なんか好きな子の以外は貰わないって言ってるの聞いて、勇気無くなっちゃって」


言ってて落ち込んできた。