つまり、名前は同じだと考えると…。


私たちが会いたいのは同じ名前で同じ容姿で同じ声…。


そんな他の人ってこと…?


っていうことはここは…


異(なる)世界…!?


「光様、左手の薬指を見せてください。」


そう言われ、左手の薬指を見せる。


「…!


やはりあなたは王女様なのです。」


どういうこと…?


「僕はあなたと結婚する運命でした。


そこで、あなたにアクアマリンの石を薬指に埋め込ませてもらいました。」


あなたを守るために…。


遠い目をして言ったスカイ。


「それがついているということは、あなたは王女様なのです。」


確かに生まれつきなぜか左手の薬指にハートのアクアマリンが埋め込まれていたな…。


「でも私はそんな記憶ない…。」


「…ひとまず、お城へいき…「あれぇ?」


急に男の人の声が聞こえた。


ピタッと止まった私たち。


「スカイ・ブルーと死んだはずじゃなかったか?


プリンセス・ライト」


死んだはずって…?


「この人は違う。


巻き込むな。」


「おまえが確かめることじゃない。


俺が直接確かめてやる。


出てこい、スカイを殺せ。」


そういうとたくさんの男の人が私たちを囲んだ。


スカイ…。