僕と君の恋愛授業

翌日、クラスの委員決めが行われた。
私は学級委員になった。
藤村くんと共に。

「よろしくな、倉内!」

にかっと笑って言った。
あれ、これどこかで見た....

委員も係りも難なく決まっていった。
「では、これで終わります。起立、礼」

その日はそれで終わりだった。
「倉内!」
「はい?」
声の主は田中先生だった。
「学級委員はこのあと職員室に行ってくれ。」
「あ、はい、わかりました」
帰る用意をして私は職員室へと向かった