「これで以上です。」

「説明ありがと、倉内さん」
「いえ!わかっていただけましたか?」
「うんうん!超わかり易かったよ!」
「喜んでいただけて嬉しいです!」
私は嬉しくて笑った

「倉内さんって可愛いね。モテるでしょー?」
「えっ、いや、そんなことは....!」
告白されたことなんてない。第一、男子とはあまり関わっていない。

ピンポンパンポーン
『中島先生、中島先生、職員室までお戻りください。』

「あ、呼び出し....また明日ね、倉内さん!」
バイバーイと手を振って走って戻る中島先生。

「ほんと、幼い。」
私はカバンを取りに教室へ戻った