どうしよう。
もしダニエルに違うよなんて言われたら、私はどの面を下げて生きていけば...
”〜♩”
”yes. of course:)”
ああ、もちろんだよ。
ダニエル‼︎
錆びついていた心臓が永らくぶりの激しい弾みでポロポロと錆を落としていく。
異様な程の緊張感が放たれ、それが爽快に走り抜けると胸元に日向がうまれる。
わかっているのに勘違いしてしまいそうだ。
異性の小さな親切に異様に敏感になっている。
もはや、ダニエルは返事をしただけであるのに、それすら勝手に親切へと脳内変換している。
念の為、もう一度確認しておこう。
これは恋ではない。


