数日が経過した夜、だにえるから電話がかかってきた。 これが俗に言う”初電話”とやらである。 でも、私は英語を喋れない。 電話に出たところで、私の口は”nice to meet you”と”I can't understand”という二言のオンパレードになることはわかっている。 だから出ない。