Never say Love you



クッションと顔の隙間から笑い声が漏れた。

あいたたって。

何が言いたいのか全くわからない。

彼は友達でも作りたいのだろうか。

やはり外国人は行動的である。

などと感心しつつその”だにえる”さんとやらのページを開いてみる。


23歳のDaniel Anderson。

彼の友人の写真にタグ付されていた彼は、背が高く、彫りの深い綺麗な顔立ちをしている。


だが、23歳と言うよりには見えない。
同じ歳と言っても多分私は気づかないだろう。


ブラウンの髪と同じ色をした瞳。

あれ。
彼を海外ドラマで見たことがあるような気がする。

というのは海外に無知な私の外国人の誰もが同じ顔に見えるという一種の勘違いである。


へぇーとひとりで誰もいない部屋ですべてを理解したかのような演技をする。


これは、自分を守りたいときの私なりの自己防衛のひとつである。


彼は英語で”何か”を書いているがわからない。しかしわかりたい。



わからない自分は馬鹿←大体この辺りから自己防衛は開始される。


たとえ周りに人がいなくても。



これを人は見栄っ張りと呼ぶ。