駅前に続く大通りに差し掛かかり、なんとなくため息着いた時、後ろから声がした。「あれ、アオイじゃん!」

「え?」








若い男の人の声がした。


振り返ると

黒いスーツ姿の
青いネクタイの


ちょっとさわやかな感じを醸し出す男の人が立っていた。



足が長くて背が高くて





一瞬、元カレを思い出した。