「でもずっと気づいて貰えなかった復讐は、ちょっとはしたい。世那が自分から剣に告白しないと、オレずっとお前諦められないかも」


「えーーーーっ!?」


そ、そんな事言われたって……


私が剣君に自分から好きだって言うの?―――ムリだよ!想像しただけで顔が熱くなって足が震えるもの!!


案外イジワルな事を平気で言う秀悟に、マユを八の字にして俯いてしまう。


困り果ててどうしようどうしよう考えていると、秀悟が私のアゴを指で挟んで顔を上に向かせた。


「大丈夫……きっとお前の気持ちは届くから、しゃんと前見て笑ってろ」