溺愛†マドンナ

『あのさ世那……』


『ご、ごめん!!』


『なぁーー…』


『あっとーーー!私先生に呼ばれてたんだったぁーーー!』


この様に……秀悟が話しかけて来る度避けてしまっているので、未だに何を言いたいのか聞けてない。


本当はきちんと話を聞いて、私も聞きたい事聞くべきなんだろうけど、出来ないままなの。


「ウウ……秀悟はなんで私にキスなんてしたんだろう……」


一人言みたいに、小さく呟いた。


まだ4才か5才の頃、お遊びやお礼の意味を込めて私が秀悟のホッペにチュー♪って感じで軽くキスした事はあったけど…………