溺愛†マドンナ

ポカーンと呆気に取られていると、明らかに最強君(←勝手に命名)がこっちを見ながらそう言った。


ビクッと私の肩が一気に上がる。


で、電柱に隠れてエコバッグ持ってる女って………


もしかしなくても、私だよ……ね!?だって私以外にそんな人いないもん!!


「あ……えと………ごめんなさい。見るつもりは無かったんですけど、大きな声が聞こえたもので………」


誤魔化し切れないと悟った私は、苦笑いを浮かべながら最強君に近寄る。


距離が短くなって、ようやくハッキリと最強君の顔が見えた。


「っ!?」


ホ…ホエエエエエ!?