秀悟に聞かれたくない事をズバリ聞かれて、私はヴッ!と言葉に詰まった。


「イヤ……昨日の夜、きちんと取り組んでたんだよ?だけど気がついたら………」


「寝ちゃって朝になっていた――――…と?」


おお!!さすが幼なじみ!私の事よく分かっていらっしゃるっ!!


「そうなの!だから秀悟お願い!分かる所は答え書いてあるから、残り教えてぇ~~~~!!」


英語のワークを両手で握りしめ、必死になって秀悟に助けを求めた。


私と秀悟は幼稚園から今までずーーっと一緒で、家もご近所さんで、よくおままごとやゲームをして遊んでいた。