聞いたのに、はよも静帆も一向に話し出そうとせず、じゃが○こをハムスターの如く高速でかじり尽くす私の音だけが部屋に響く。


じゃが○こってお湯入れて混ぜたら更においしいよなーと考えていると、ようやくはよが口を開いた。


「あのさ…私と静帆と世那って、皆小学校バラバラじゃない?」


「へっ?そうだけど?」


確かに小学校は私と秀悟は同じ所で、はよは別の小学校で、静帆は更に違う小学校だったけど……


それがどうかしたのかしら?


「昨日槙さんがさ、緋ノ戸君は小5の時に剣君と柿出君のいた小学校に転校してきた言ってたでしょう?」