瞬きを繰り返し、首を傾げて聞いてみても、剣君は顔下半分を手で隠してフイ~~~っと私は真逆の方を見る。


「ウハハ……♪マジで世那ちゃんといると、力也タジタジだよな」


「…で?力也どうすんだ?立置に勝ったなら来栖と出かけられるんだろう?」


柿出君が発言すると、勢い良く真正面に向き直った。


『そうだ………なぁ立置。オレ一切の不正無しでちゃんとお前に勝ったから、世那と出かけてもいいよなぁ?お前が自分で言ったんだぞ』


剣君が英語で秀悟に何か話しているが、英語が苦手な私には何て言っているのかサッパリ分からない。