ムリヤリ緋ノ戸君を私から引き離し、ドカドカと蹴りを入れる剣君。
「………まぁ、あんなヤツだけど……ウマイ弁当作ってやってくれよ、来栖」
いつの間にか私とはよと静帆の傍にいた柿出君が、ワーワー言い合っている親友2人を見ながら呟いた。
つ、剣君、私の作ったお弁当食べたくて、きちんと勉強して300点以上取ってくれたの……?
自習室で見た剣君の実力でなら、勉強しなくても300以上なら取れただろうに………
緋ノ戸君と柿出君の言葉に、ジンワリと心が温かくなるのを感じた。
剣君は、まだ緋ノ戸君とやり合っている。
「………まぁ、あんなヤツだけど……ウマイ弁当作ってやってくれよ、来栖」
いつの間にか私とはよと静帆の傍にいた柿出君が、ワーワー言い合っている親友2人を見ながら呟いた。
つ、剣君、私の作ったお弁当食べたくて、きちんと勉強して300点以上取ってくれたの……?
自習室で見た剣君の実力でなら、勉強しなくても300以上なら取れただろうに………
緋ノ戸君と柿出君の言葉に、ジンワリと心が温かくなるのを感じた。
剣君は、まだ緋ノ戸君とやり合っている。



