実力テストから数日後、今日はテスト順位の発表の日。


「ちょっと………マジ!?この順位表!!」


「誤、誤植とかじゃないよね!?私の見間違えとかでもないよね!?」


私と一緒に廊下に貼り出された順位表を見に来たはよと静帆が、私の後ろでギャーギャー喚いていた。


「な、こんなのあり得ねぇだろう!!」


「マジ?私負けてんだけどっ!」


他の順位を見に来た同級生達も、順位表を見ながら色々発言してる。


ザワザワと騒がしい中、私だけが妙に冷静だったのかもしれない。


「ホエーーー…剣君、やっぱり凄いなぁーー……」