「関係ないな」

「そんな、蒼麻様を連れてこいと言われてるんですよー、
一人で戻ったらどやされるじゃないですか」


祈羅は何とか連れて行こうと食い下がる。

「お前はそいつらの従者か?」


つもりだったのだが、蒼麻のその言葉に

一瞬思考が停止する。


「は?え、いえ、僕は蒼麻様の従者ですよ」